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140字では書ききれない時にここに書きます

ボヘミアン・ラプソディと私②

⚠️ 先にこちらの「ボヘミアン・ラプソディと私①」からお読みください。

②からは完全にネタバレします!!


前記事の①の下書きを書き上げてから、この②を書き始めるまでにまた観に行ってました(≧∇≦)テヘ

何回か観てるとストーリーばかりでなく段々とセリフも覚えていきます。
英語はあんまりわからないけど簡単な単語くらいだったら理解出来るし、字幕を必死に追わなくてもスクリーン上で何の会話をしてるか覚えてます。
そうなると映像の端々や人物の表情にも注目できるようになります。

1回目では分からなかった部分が2回目ではより鮮明に。
サントラを聴きこんで行った3回目はより深く音楽を楽しむ余裕も出てくる。
SNSで見た感想ツイートや感想ブログの中でQUEEN のアレコレや当時のお国事情を知ることができ、映画の中で描かれていることのより深い部分を味わうことができた4回目。
何回観に行ったかバレちゃった(//∇//)

初めて観に行った時は、上手く言葉で表現することが出来なかったけど、今なら少し形にできるかも。



映画が始まってすぐ20世紀フォックスのロゴが、イカしたロックサウンドと共に現れる。
ハァ〜凝ってんなぁと思った。
ロックバンドの映画だからこういう特別バージョンにしてあんのねえと。

馬鹿なので気づいていなかったが、あれはブライアン・メイロジャー・テイラーの演奏によるものである。
言ってみればQUEENの新曲も同然である。
きっとQUEENファンならもうこの時点で身悶えしていたんだろうと思う。

そしてフレディの「ヘヘヘヘヘーイ!!!」の煽り。

ベッドに眠るフレディが目を開く。(うつぶせ寝)
起き上がると少し咳き込むフレディ。
下の方にさりげなく表示される今作のタイトル「BOHEMIAN RHAPSODY」の文字。
これまでフレディが出す物音だけだった世界に「Somebody To Love」が流れ出す。

彼のシンボルでもあるヒゲを整えるフレディ。
餌を食べている数匹の猫の間を歩いていくフレディ。
玄関へと出ていくフレディと壁に掛けられたマレーネ・ディートリッヒポートレート
自宅を出て行くまでのフレディの様子と、準備が進められていくLIVE AIDの会場の様子が、「Somebody To Love」のメロディに合わせて挟み込まれていく。

このオープニングだけでワクワクが止まらなかった。
ギターケースを開ける時の音ハメがたまらない。
舞台が開演する直前の客入れBGMが大きくなっていくあの瞬間に似ているかもしれない。

準備は進められ、出番を告げに来るスタッフ。
フレディが飛び出し、気合いを入れながらステージ裏までやって来る。
スタッフによって幕が開かれ、そこにはウェンブリースタジアムを埋め尽くす人の海が広がっている。
歓声に包まれるスタジアム。
ここで暗転。

ここまで主人公のフレディの顔は徹底的に映らない。
ヒゲを整えているところでヒゲの辺りと、その後の移動する車の中のシーンでサングラスだけが映るのみ。
あとはずっと後ろ姿。
そしてQUEEN の他のメンバーは全くと言っていいほどここでは映らない。

私はとにかく初見からこの冒頭部分に心を掴まれてしまったのである。
好きなシーンはいっぱいあるけど、もしかしたらここが一番好きなシーンかもしれない。
とにかく最初の5分にも満たない間にこの映画はアカデミー賞最優秀私部門を受賞してしまったのである。
おめでとうございます。

暗転の後、空港でアルバイトするフワフワとした髪の青年。
まだ少年にも見える彼はファルーク・バルサラ。
後のフレディ・マーキュリーである。




あかん・・・
このままやと映画の全ての描写を詳細に書いてしまいそうな勢いや。

ちょっと一旦ここで記事を分けよう。
で③からはもっと端折って感想だけを書いていこう。
次で終わらせる、を目標とする。

ボヘミアン・ラプソディと私③」(執筆中)へ続く